
1月中旬のフィンランド、北極圏に位置するキッティラで過ごした3日間は、貴重な体験の連続。
一面に広がる白銀の大自然をスノーモービルやトナカイぞりで駆け抜けたり、夜空にゆらめく色とりどりのオーロラを鑑賞したり。
これだけでも雪深い真冬のフィンランドへやって来た甲斐があったというものです。
でも、フィンランドにはさらに絶対に行ってみたい場所がありました。
キッティラから少し南下した場所にある村、ロバニエミです。
そう、このロバニエミは「サンタクロース村」があることで知られる、とっても有名な村。
キッティラから長距離バスでロバニエミへ
北極圏のキッティラから、サンタクロース村のあるロバニエミへの移動は長距離バスが一番安価で便利。
所要時間も2時間くらいなので、さほど苦になる距離ではありません。
わたしたちは日本のエージェントを通じて予約済みだったので、指定された時間にホテル前のバス停で待っていればOK。
確か時間は朝7時半~8時くらいの出発だったと思いますが、もちろん冬のフィンランドはまだ真っ暗。
ロヴァニエミのホテルに到着した時も、あまりお天気が良くなかったのもあってか、まだ真っ暗でした。


出歩く時間じゃないと勘違いしそうですが、それでも時間的にはしっかり「観光タイム」なので(笑)、私たちはホテルに荷物を預け、まずは川岸をお散歩。
暗闇の中、凍った川岸をお散歩している間に、ついに日の出を迎えました!
いつの間にかどんより雲もなくなって、美しい朝焼けが♡
例によってインスタントカメラなので、画像が粗いのが残念。
今ならこんな失敗はしないのですが・・・(笑)

この写真では真っ暗で、どんな場所で撮影しているのかわからないと思いますが、実はこの辺りは大きな川なのです。
川が見事に凍結、明るくなってから撮影したこの周辺の写真がこちら。

真冬のフィンランドは、どこもかしこも凍結+白銀の世界。
雪景色が大好きな私には天国です♡
でも、この川岸は人や車が通って押し固められた雪で足元がかなり滑るので、友人とふたりでキャーキャー大騒ぎだったのも懐かしい想い出ですね。(笑)
ここはロバニエミは、サンタクロースの故郷として世界的に有名だからか、キッティラ「よりは」栄えていて、ちゃんとそれらしきショッピングエリアがありました。
観光客の姿もちゃんとあったし。(笑)
そして気温は「暖かめの」マイナス3度。


この日が暖かかったのか、ロバニエミの平均気温がもともとこれくらいなのかはわかりませんが、とりあえず過ごしやすくて助かりました。
そして翌日は、いよいよロバニエミでのメインイベント「サンタクロース村」へ向かいます。
サンタクロース郵便局
ロバニエミの中心街からサンタクロース村へは路線バスで向かいました。
この日のサンタクロース村はあいにくの「大雪」でしたが、それはそれでまた風情があってね。
私たちが乗って来たバスには20人くらい乗っていたでしょうか。
にしても、やはりシーズンオフ。
観光客は少なかったです。



サンタクロース村は一面深い雪に覆われていて、またもや童心にかえって写真を撮りまくる私たち(笑)
他の観光客が周辺に一人もいない。(笑)


ひとしきり屋外で写真撮影を楽しんだ後、ようやく建物内へ。
建物内には「サンタクロースからの手紙」を申し込める郵便局があります。
ほかにも記念切手やレターセットなども販売していて、手紙を出さなくても、切手を貼った封筒に消印のスタンプを押してもらえるサービスがありました。
切手も可愛くて、毎年デザインが変わるみたいです。
私はこの時この3種類を購入しました。

そしてこの年のクリスマスに届くように、サンタクロースからの手紙を申し込みました。
訪れたのが1月だったので、11か月後まで楽しみはお預けでしたが(笑)、それはそれで忘れた頃にワクワク復活!も良き。
自分宛て、友人の子どもたち宛ては日本語で、そしてイギリスでお世話になったホストマザーのおばあちゃん宛てには英語で。
お手紙の差出人は「サンタクロースより」だけにするか、自分の名前も加えるかを選択できましたので、子どもたちには「サンタクロースより」にして、イギリスのおばあちゃんには自分の名前も添えるようにしました。
その年のクリスマス、私の元にも無事にサンタさんからのお手紙が届きました。
イギリスのおばあちゃんの家にも無事に到着していみたいで、その翌年の暮れにアポなし訪問した際、手紙が届いたときの様子を嬉しそうに話してくれました♡
サンタクロースにご対面!
そしてここは「サンタクロース村」。
サンタクロースが住んでいる場所。
もちろん、オールシーズン、サンタクロースに会えるんです。
大人の事情で書いちゃいますが 、、、
いわゆる政府が公認している職業サンタさんですね。(笑)
それでも遠路はるばる日本からロバニエミにやって来た私たちにとっては、「あの」サンタクロース!
記念撮影できるというコーナーへ、迷いなく向かいました♡
オンシーズンであれば、大行列で待ち時間もかなりあるようですが、なんせシーズンオフ。
行列どころか、サンタさんが「客待ち」状態の閑散とした記念撮影コーナーでしたね。(笑)
私たちが申し込みを済ませ、撮影コーナーに入っていくと、いました、いました。
おひげもじゃもじゃサンタさん。
友人と交代でサンタさんの隣に座って記念撮影!

自分たちのカメラでの撮影はできなくて、施設のカメラマンさんが撮影したものを印刷して、その場で渡してくれました。
写真用紙ではなく普通の紙にレーザープリントした感じのペラペラのもの。
でもちゃんとした表裏厚紙の台紙に入れてくれるので、それなりのものに見えます。(笑)


職業サンタさんだとわかっていても、それでもなんとなく「憧れの存在」であるサンタクロース。
不思議なものですね。
念願のサンタクロースとツーショット写真を撮影できた私たちは大満足♡


気がつけば外は真っ暗。
終バスまでサンタクロース村で過ごし、大雪が降りしきる中、ふたたびバスでロバニエミのセンターまで戻って来たのでした。
旅の終わりに

ロバニエミの観光をを終えた私たちは、翌朝、ロバニエミの空港から国内線で首都ヘルシンキへ。
ヘルシンキでは1泊だけだったので、市街地を少しばかり散歩して、スーパーマーケットでお土産を買うくらいしか時間はありませんでした。
とはいえ、今回の旅の目的はオーロラとサンタクロースだったので、大満足の旅となりました♡
またフィンランドへ行く機会があるならば、次は日が沈まない「白夜」も体験してみたいですね。
でも、もう一度オーロラも見に行きたいから、また真冬かな!?(笑)
そうそう、フィンランドで忘れちゃならないことがもう一つ!
ムーミンの故郷でもあります。
ヘルシンキのデパートでムーミンのマグカップを2客買って帰り、今も愛用していますが、、、
暖かい季節に訪れて、今度はムーミンワールドにも行ってみたいな♡
