
実はわたし、子どもの頃に母親に連れられて「折り紙教室」に通っていたことがあります。
いまでもペーパークラフトは全般的に大好きですが、折り紙は周期的に無性に折りたくなります。(笑)
学生時代には幼児教育を学び、40代は保育にがっつりと関わり、折り紙とは人生を通じて深い関りがあるんですよね。
紙1枚があらゆる立体物に変化するなんて、ホント、ミラクル。
鶴なんて羽ばたいちゃうんですからね。(笑)
折り紙というと、子どもの遊びのようなイメージもありますが、実は大人にも大人気。
そして指先を使うことで「巧緻性を養う」ことができる、とっても優秀な遊びです。
巧緻性(こうちせい)とは、手や指先を使って細かい作業をする能力のこと。
単純に「器用」であるということだけではなくて、より正確に、そして素早く、適切な加減で指先を使うことができるというスキルです。
「手は第二の脳」と言われるように、指先を動かすスキルは脳への刺激にも繋がり、認知の発達全般にとても良い影響を与えます。
そのため、特に幼児期には「巧緻性を育む」ための遊びとして、折り紙あそびが好んで用いられています。
巧緻性については、語り出したらキリがないのでこの辺りで切り上げます。(笑)
私が大人になってからも、周期的に折り紙を折りたくなる理由はちょっと変わっているかも知れません。
紙一枚で複雑な立体物を生み出すことも、もちろん好きなのですが、実はもっと単純な理由があります。
折り目正しくフチとフチを合わせ、爪を使ってビシーッときれいに折り目を付ける。
その作業が至福。(笑)
つまり、折り紙に限っては作品づくりというよりも、「折ること」そのものの作業が好き。
だから、ときどき無性に折りたくなった時には、簡単な鶴とかメダルとか箱とかをきっちり丁寧に折って、その後は捨ててしまいます。
本気で折り紙作品を作る時も、あります。
その時はまた、私にとっては別時間。
こんなものを作ったりします。


折り紙で作った「なんちゃってローズ&かすみ草」の花束。
折り紙1枚の単体でもいろいろ作るのですが、折り紙は外国の方々にも大人気。
30代の頃に、名古屋で開催された世界的な国際会議「COP10」で、各国スタッフ向けの資料準備のお仕事をさせていただいたことがあるのですが、そのとき、毎日いろいろな折り紙を折ってカウンターに飾っていたんです。
すると、カウンターにやって来る海外の方々がひとつ、またひとつ、「なんて素敵なの!これ、もらってもいい?」と言ってお持ち帰りになるんですよね。
それが嬉しくて、2~3週間ほどの会期が進むにつれ、私の創作意欲も増し増しに。(笑)
そんな思い出もあり、せっかくインバウンド花盛りの今の日本ですから、旅行で日本に遊びに来るついでに「日本カルチャー体験」としての折り紙を楽しんでもらえる場所を運営してみたいな~なんて。
イギリスでの海外生活や、50か国を旅して海外の文化に触れたり、現地の人々にお世話になったりした経験、そして幼児教育に携わった経験なんかも活かしつつ、小さな子どもから大人まで、それぞれのニーズに応えられる折り紙体験教室ができたら最高ですね。
お子様連れのファミリーで体験に来てくれたら最高に嬉しいな。
ちょっと大きな夢ではありますが、旅行者が日本入国前にもオンラインで予約できるようにサイトを立ち上げて、定期的に開催できるようにしたいです!
もちろん日本を旅行中に、ふらりと参加できる気軽さもほしい。
実現に向けてたくさん学ばなければいけないことはありますが、夢は大きく!ね。
1日が72時間くらいあったらいいのに。(笑)