
20代の頃には「日記」なるものを書いていた時期が6~7年はあったかなぁ。
留学したのも20代後半でしたが、毎日が変化に富んでいて、恋するのも楽しかったし、趣味(特にテニス)も充実していたし、ドライブに旅行にスキーに山登りに、とにかく忙しかった20代。
そんな日々の喜怒哀楽を、当時は包み隠さず書いていたものです。
イギリスで暮らしていた時には英語で日記を書いていたのも懐かしい思い出。
でも、そんな日記を書く手が止まったのは、父親を病気で亡くした時。
30歳直前のことでした。
日記にあの悲しい感情を残すことがどうしてもできず、数か月は全く日記を書けなくなってしまいました。
その後少しだけ復活しましたが、あのとき、なにか自分の中の「価値観」に変化が起きたようで、その時々の想いや感情、考えたことを残すことに対して距離を置くように。
以来、「日記」とは無縁に生きてきましたが、もう少しで50にもなろうという頃に転勤を経験。
イギリス以外で初めて地元を出てひとり暮らしを始めたとき、ふと、日記を書いてみようと思いました。
なにか、新しい自分に出会えるような気がして。
そこで買ったのが、「TEN YERA DIARY」という、日ごとに10年分の日記を見開きで書き綴ることのできる日記帳です。

はじめのうちこそ、積極的に日々の想いを綴っていたものの「残したくない感情」に出会うと、やっぱり手が止まるんですよね。
もちろん、無理に書く必要はないわけで。
なので、そんなときには手を止めながら、そしてまた少し書いて、という日々を数か月。
でも結局、書くことをやめてしまいました。
1年目の数か月だけ書いて、手を止めてしまったので、この10年分の日記帳は未使用同然ですね。
大好きなピーターラビットのカバーデザインが可愛くて、中にも透かし絵が入っているカワイイ日記帳なので、中の用紙だけメモ用紙に使えるかなとかも思いつつ、、、
大掃除の度に「もう処分しようかな、、、でも、、、」って手に取ってはまた、そのまま棚に戻していたものです。
今回、ようやく思い切ることができました!
数か月だけ書かれた日記も、あえて読み返すことなく、、、ね。
いまはこうしてブログという場所で、日々のことから大好きな宝塚のこと、旅行のこと、趣味のこと、そして人生のこと、たくさんの話題を楽しく書かせていただいているので、それで十分!
明確な意識を持って身の回りを整理していくことって、思いのほか行動力に繋がっていくものですね。
大切なのは、有言実行!!(笑)